第60回 南魚沼市雪まつり
この日は前から息子と雪まつりに行く約束をしていた。
冬のしかも夜のイベントに連れて行くのは今日が初めてだ。
この日の日中、偶然にも小学2年生の甥っ子と会う。
父親は仕事で出張。
母親は産後間もない。
祖母も忙しいらしい。
「一緒に雪まつり行くか?」と声をかけて男3人で出かけることにした。
今日は”南魚沼市雪まつり”/”ほんやら洞まつり”を散歩します。
市役所の駐車場に到着したのは午後7時ころ。
駅前通り”大阪屋”さんで食事を済ませた後、歩きながら会場へ。
こども二人は賑やかにはしゃいでいる。
お互い兄弟ができたみたいでうれしそうだ。
会場へ向かう途中、市民の方が作ったのだろうかキャンドルが灯る雪塔がいくつもあった。
冷たい空気が肌に当たって痛いのかロウソクの灯で暖をとるふたり。
あんまり近寄るとあぶないよ。
市役所から出発して20分、話しながら、撮りながらでけっこう時間がたってしまった。
会場の六日町小学校に近付くとステージからの声が漏れ聞こえてくる。
無数の灯りが雪の中から暗い夜道を照らしだす。
それは電球の明かりとは違い、温かさや美しさが感じられる。
こどもたちも「すっげぇー」と喜んでいた。
雪まつり会場の隣で行われていたのは”六日町温泉ほんやら洞まつり”
「ほんやら洞」というのはかまくらの地域語。
古くは、雪で「かまくら」をつくり、水神様を祀って、鳥追いの歌を歌うなど、秋田県の「かまくら」と同様の豊作祈願の伝統行事だった。「鳥追い」の歌のなかにも「ほんやら」というかけ声があり、これが語源とされる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中では地元の方が暖をとりながらいろいろとお話を聞かせてくれたり、地元の作家が作品の展示などをしている。
↑下段の2枚は十日町の村山大介さん。十日町で”村山大介陶芸研究所”を主宰されています。
ほしかったあのコーヒーカップ。でもここで会えるとは知らずお金を用意してこなかった。残念。
でもきっとすぐに会えるだろう、きっと・・・
”雪まつり会場”
広い会場にはたくさんの人。
ありとあらゆる屋台が並んでいる。
「ごはん食べるところないよ」なんて誰かが言ってたから、しっかり食べてきたのに・・・
ここからはこども達とはぐれないようにしっかり手をつないで。
たまに「○○いるかぁー」「付いてきてるかぁー」と確認しながらステージへと向かう。
ずいぶんゆっくりしていたのか、ちょうどいい位置に来た時にはすでに花火の打ち上がる時間に。
チョコバナナを食べながら「花火まだぁー」と急かす息子。
わたしもカメラのバッテリーが切れそうだ。早く早く。
照明が落ちて、そろそろの雰囲気。
冬の澄んだ夜空に美しく大輪を咲かせている。
多くの人たちが同じ空を見上げ、打ち上がるたびに聞こえる歓声。
フィナーレは黄金色、最後はもう「オォー」としか声が出ない。
このときばかりは手をつなぐのを忘れている3人。
帰り道、「楽しかったかぁ。」と聞くと「楽しかった。男だけでまた来たい。」と言う二人。
変な結束力が生まれている。
思わず笑ってしまった。
帰りの車中、気付けばくじ引きで当てた”ピストルのおもちゃ”を大事そうに抱えながら眠っている息子。
さっきまで喋っていたのに。
小さい体に歩き疲れたんだろう。
ブログを書き始めて、「魚沼って本当に何でもあるなぁ」と常々感じる。
「今年もいろんなところに行こうな」と寝顔を見ながら思った冬の夜だった。
毎年2月の第2土曜日、日曜日
南魚沼市 雪まつり特設会場 魚野川左岸六日町小学校(2010年)
交通アクセス
●JR上越線・ほくほく線六日町駅より徒歩15分
●関越自動車道「六日町IC」より車10分
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